数の雑学

このページでは数にまつわる楽しい話を書いていきます。中学受験の算数に使えるものも書きますし、直接使えなくても数に興味を持つことは算数上達には欠かせません。算数が得意になりたかったら数を好きになってくださいね。道具を大切にしないプレーヤーやミュージシャンは失格でしょう?それと同じですよね。

このページはBlog形式ではなく固定ページなので、記事を増やしたら目次でお知らせしますね。

第1話 数素(エマープ)
素数(そすう)は1とその数自身以外に約数を持たない数のことです。
2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,37,…
これは有名だから知っているみなさんが多いと思いますが、素数を逆に読んだ数素(すうそ)という言葉もあるんですよ?
数素とはその数を逆から読んでも素数になる素数のことです。数素を小さい順にいくつか書いてみると、
13,17, 31, 37, 71, 73, 79, 97, 107, 113,…のようになります。たとえば13という素数は逆から31と読んでも素数ですね。
この話は続きがさらにおもしろくて、素数のことは英語でprime(プライム)というのですが、この英単語を逆から読むとemirpになるから、数素は英語でエマープなんです。逆から読んでも素数を、単語も逆から読んで表現したわけですね。そして日本語でも素数をひっくり返して数素にしたということでしょう。数学者たちのユニークさが垣間見れるお話ですね。