Newみんなの算数講座48 受験算数で使う単位のまとめ
こんにちは。ニューみん算講座48です。今回は受験算数で使う単位をまとめてみようと思います。単位には法則もあるし、数もそれほど多いわけではないです。残念ながら単位の知識があやふやで、もったいない点数を落とす生徒がたくさんいます。「単位をちゃんと覚える!」算数の基本中の基本ですよ。単位をよく間違える人は、このページをカラー印刷して勉強部屋に張っておいてくださいね。おうちだとカラープリンターは少ないかな? それだったら白黒で印刷して色鉛筆で塗りましょう(^^)/
さて、これから説明する単位は、左側に書いてあるほど同じ量を小さな数で表す単位、右側に書いてあるほど同じ量を大きな数で表す単位です。だから、単位を直すときは、左から右(→)に直すときはかけ算、右から左(←)に直すときはわり算になります。
では長さの単位、重さの単位と続けていきますよ。
長さの単位
受験の算数で必要な長さの単位はこの4つだけです。左からキロメートル、メートル、センチメートル、ミリメートルです。換算倍率がすべてちがうので注意しましょう。
重さの単位
受験の算数で必要な重さの単位はこの4つだけです。一番左は「 トン」 と読みます。以下、キログラム、グラム、ミリグラムです。倍率はすべて1000なので順番さえ間違えなければ簡単です。
次は面積と体積をいきましょう。少し単位の数が増えますよ。
面積の単位
受験の算数で必要な面積の単位はこの5つです。左から平方キロメートル、ヘクタール、アール、平方メートル、平方センチメートルです。倍率は100が多いですが、m²とcm²の倍率は10000です。
*平方ミリメートルはほとんど目にしたことがないので省きました。
体積の単位
受験の算数で使う体積の単位はこの6つです。読み方は左から立方メートル、キロリットル、リットル、デシリットル、立方センチメートル、ミリリットルです。2階建ての場所がありますね? 2階建ての単位は同じスケール(基準)の単位です。1m³と1kLは等しく、1cm³と1mLは等しいです。換算倍率はdLを除けばLをセンターにして両側に1000ですが、dLがあるために少しややこしくなっています。まずdLを除いて覚え、dLはあとから追加で覚えるとよいでしょう。
*体積の単位はkL、L、dL、mLのようにLがつく液量単位4つと、それ以外の乾量単位2つ(m³、cm³)がどちらも出てきます。要領よく覚えてくださいね。
*cm³、mLと同じ基準の単位にCCという単位もあります。以前は3階建てで説明してましたが最近算数のテストでCCは見かけなくなったので省きました。
以上受験の算数でよく使う単位をまとめました。初めにも書きましたが、左から右に直すときは倍率をかけ算し、右から左に直すときは倍率でわり算します。まず単位の名前と順番を覚え、そして換算倍率を抑えましょう。おそらくすでに知っている部分もあるでしょうから、自分が不安なところをチェックしてカンペキにすればいいかも知れませんね。
この講座では受験の算数に必要な単位だけをピックアップしましたが、単位にはメートルやリットルなどの基本単位に、倍率を示す記号(接頭辞)をつけて単位を広げるという国際ルールがあり、1000倍のキロより大きな記号や、1/1000のミリより小さい記号もたくさんあります。楽しいので表を作っておきますね。こうした規則を見ておくだけで単位に強くなるかもしれませんよ?
大きな単位接頭辞
接頭辞読み方 | 接頭辞 | 倍率 | 倍率(漢数字) |
ヨタ | Y | 10の24乗倍 | |
ゼタ | Z | 10の21乗倍 | |
エクサ | E | 10の18乗倍 | 百京倍 |
ペタ | P | 10の15乗倍 | 千兆倍 |
テラ | T | 10の12乗倍 | 一兆倍 |
ギガ | G | 10の9乗倍 | 十億倍 |
メガ | M | 10の6乗倍 | 百万倍 |
キロ | k | 10の3乗倍 | 千倍 |
ヘクト | h | 10の2乗倍 | 百倍 |
デカ | da | 10倍 | 十倍 |
小さな単位接頭辞
接頭辞読み方 | 接頭辞 | 倍率 | 倍率(漢数字) |
デシ | d | 1/10 | 十分の一 |
センチ | c | 1/10の2乗 | 百分の一 |
ミリ | m | 1/10の3乗 | 千分の一 |
マイクロ | μ | 1/10の6乗 | 百万分の一 |
ナノ | n | 1/10の9乗 | 十億分の一 |
ピコ | p | 1/10の12乗 | 一兆分の一 |
フェムト | f | 1/10の15乗 | 千兆分の一 |
アト | a | 1/10の18乗 | 百京分の一 |
ゼプト | z | 1/10の21乗 | |
ヨクト | y | 1/10の24乗 |
*さらにくわしく知りたい人はWikipedia SI接頭辞のページをご覧ください
このページを見たみなさんが、今後、単位間違いのムダな失点をなくしてくれたらうれしいですね。それでは今回の講座48はこれで終わりにします。次の講座もなるべく早くアップしまからね。また次の講座でお目にかかりましょう!
みなさんへの宿題
次の①~③にあてはまる数を答えてください。
420000mg=( ① )t
28000cm³=( ② )dL
0.0056m³=( ③ )mL
解答したい方はページ下のコメントに書いてください。正解不正解をレスさせていただきます。お名前はニックネームでもかまいません。